社交ダンスを嗜んでいらっしゃる方々、素敵ですっ…!
いきなり何を。と思われた方もいらっしゃると思いますが、まあ聞いていただきたいです。
本日、ちょっと用事があり、市のスポーツセンターに行ってきました。
スポーツセンター内の体育館は、時間区切りで貸し出しされており、私は使用可能時間まで外で待機していたのです。
現在、コロナ対応でしょうか、体育館の扉は解放されていたため、中が見える状態だったのですが、そこで私は出会ってしまったのです。
社交ダンスを嗜む、ナイスミドルな方々たちに…!!
見たところ、皆様50代後半~70代の方々なのですが、
なんということでしょう。
皆様もれなく背筋がきれいに伸びていて、猫背の方が一人もいない!!
立ち姿が、すらっとした樹木のようで、まあーなんと素敵なのでしょう。
社交ダンスとはいえ、仕事帰りの方もいらしたのか、男性はスーツ姿の方もちらほら。
私服の方も多かったのですが、私服でもスーツでも髪の毛はぴっちりセットをしていらっしゃる方が多く、なんといいますか皆様シュッとしている。
女性は、社交ダンス用のスカートや華やかな衣装を身に着けていらっしゃる方が多く、ほんと皆様シュッとしている。
体育館使用後の清掃も、手早く皆様手分けしていらして、モップ掛けなど、あらまあ早いこと早いこと。
なにこれ…。素敵すぎる…。と、皆様を眺めながら自分の分厚い腹の肉をつまんでいました。
きっと、この後皆様、喫茶店にでも行って珈琲を味わいながら30分~1時間ほど談笑し、余韻に浸りながら元の生活に戻るのでしょう…。素敵…。

話は変わりますが、20代のころ、ひょんなご縁から警備のバイトをしていました。
警備の先輩方には、60代の方が多かったのですが(定年後の小遣い稼ぎ)、私のような若造と違い…世代でしょうか、品があり華やかな方が多かったです。多分、団塊世代の方々です。(確か、2025年に団塊世代の方々が後期高齢者になると習った気がしますので)
職場の皆様は、私のようなクソみたいな若造に、紳士淑女的なやさしさを見せてくださいました。
仕事面でも大変お世話になりましたし、若いからってだけで、色々ごちそうになったりしましたね…。
ちょっといいご飯屋さんに行った後は、決まって喫茶店で珈琲をいただく。それが、昔は当たり前だったの。と、綺麗な笑顔で教えてくださった先輩は今でも憧れです。
警備の仕事ですが、華やかな化粧をしっかりとされ、「孫の学校代(私立)と、自分の趣味(平日にゴルフ行った後、ちょっといいご飯を食べる)のために働いてんの。平日は、ちょこっと訪問介護もやってんのよ」と仰ってました。
当時の警備の日給は確か交通費なしの7000円弱くらいだったかな…。
「7000円あれば、平日短時間コースまわって、ちょっといいランチ食べて楽しめるのよ」
と仰ってました。安いゴルフ場が近くにあった&安い時間帯で遊べるというのもあったのかもしれませんが、今でも私は、なんて充実した時間とお金の使い方をしているんだろう、と思ったものです。
私は年齢を重ねても、こんな充実した毎日を過ごせてないな…。
疲れ切って帰宅して家のことやって…家のことやりきれない事だって多いもんなあ…と比べてしまいます。
キラキラした世界を生きた、負けん気の強い先輩。
介護の世界をチラ見した私が思うのは、
この団塊世代の先輩方、ぜっったいに、いいとこの有料老人ホームじゃないと満足できないだろうな…。
慢性人手不足の介護施設に入ることになったら、多分心が死んでしまうだろうな…。
と…。
華やかな世界と、最高のサービスを知ってしまっているからこそ…。
さて、今後、団塊世代の方々が後期高齢者になってくると、介護の人手がまあ足りない。
そこでヤングケアラー問題ともつながってくるのでしょうが。
この世代の方々って、バイタリティーがあって、いい意味でプライドが高くて品があって華やかな方が多い。
ずっと元気でいるために、皆さん社交ダンスだのゴルフだの、水泳だの、市民センターなどの施設をうまく利用していつまでもキラキラと輝いていてほしいなと思った次第です。


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