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食形態の見極めについて

介護

介護食の食形態について、という記事をひとつ前に上げました。

私がこの記事を書こうと思ったのは、私自身の体験談がきっかけです。

昔勤務していた施設に、歯が2本程度しか残っていない利用者さんがいらっしゃいました。その方は、かなり認知症も進行しており会話も難しい方でした。

その方は、ほぼ歯がない方ですから、食事もゼリーやムース状のものや、ミキサー食、その他ほぼ噛まなくてもよい、リスクがないと思われるもの等を提供していました。

ある日のこと、先輩がとても美味しいスープを作ってくださいました。

とろみもあって、食材も柔らかく煮てあって、具の鶏肉や野菜は、スプーンの背でつぶせるほどの柔らかさでした。

リーダーに確認の上、試しに、具材を包丁で細かく刻んで、スープと混ぜて、口元に運びました。

すると…口に入れたのち、きちんとモグモグと咀嚼し、咽もなく飲み込むことができたんです。

びっくり。なんの問題もなく食べれたんです。

今振り返ってみると、その方は歯はほぼないものの、嚥下(飲み込む力)はしっかりとしており、水分等で咽ることは少なかったんです。

歯がなくても、本人の意思があれば歯茎や、舌や上あごで食材をすりつぶして食べることができるんですね。

その日から、職員全員で時間をかけ少しづつ、慎重に、その方が食べれる柔らかさなどを探っていき、最終的には歯茎でつぶせる柔らかさの煮物(大根や里芋、ニンジン等が入った一般的なもの)まで大丈夫だということがわかりました。

残った歯と舌や歯茎、上あごで器用に食べていらっしゃいました…。

介護食の食形態に「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」という表記があるのは、とても良い目安だと思います。

介護食については、ここ数年で本当に色々な会社が参入し、研究され、質の良いものもたくさん産まれてきました。これからも進化を続けていくのでしょう。 

とても嬉しい事です♪

私が、介護される側になった時に、今以上に美味しい介護食を楽しめると良いなーと思います。美味しいものを食べることってやっぱり幸せですから♪

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